オンラインツアー検索サイト「ONTABI」は、4～5月の予約データから、オンラインツアーの予約～参加までの期間（リードタイム）を分析しました。その結果、有料のオンラインツアーの予約～参加までの平均期間は10.07日であり、全体の54%は参加7日前を切ってからの直前予約であることが明らかになりました。
予約データは有料のオンラインツアーと無料のオンラインツアーにそれぞれ分けて分析しました。その結果、有料のオンラインツアーの場合、予約～参加までの期間（リードタイム）は平均で10.07日であり、全体の54%はオンラインツアー開催の7日以内、さらに開催3日以内の間際の予約が27.5%にのぼったことから、参加者の直前予約の傾向が明らかになりました。その要因として、新型コロナウイルス感染拡大や緊急事態宣言により自宅時間の割合が多くなるなかで、先々の予約が立てづらくなり、今週末や今晩など間際に予定を立てるケースが増えていることが考えられます。開催7日以内の予約が半数以上を占めることから、オンラインツアー提供事業者にとって、いかに手仕舞い（受付終了）を催行直前まで待ち、直前予約に対して柔軟に対応できるかが課題といえます。
一方で無料のオンラインツアーの場合、予約～参加までの期間（リードタイム）は平均で20.21日と、有料オンラインツアーの倍以上になりました。その要因として、参加者目線で無料のオンラインツアーはすぐに予約しなければ満席になる可能性が高く、支出がないため予約に対するハードルが低いことが考えられます。
